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解体工事の近隣挨拶は『内容』が大切です!

―何を伝える? 何を持っていく? 挨拶範囲はどこまで?―

解体工事は、どうしても騒音・振動・粉じんなどの影響は避けられません。
そのため、解体工事前の「近隣挨拶」はトラブル防止に非常に重要であり、
一宮解体センターでも、すべての現場で着工前の挨拶を必須としています。

今回は、施主様からよくいただく質問、
「挨拶では何を伝えればいいの?」
「手土産は必要?」
「どこまで挨拶すればいい?」
というポイントを、現場の経験をもとにわかりやすくお伝えします。

近隣挨拶を施主様が行う際はもちろんのこと、解体業者に全て任せる場合でも挨拶が不十分で施主様にクレームがこないよう、注意するポイントをご確認下さい。

■ 1.挨拶では“何を伝える”べき?

近隣の方にとって知りたいのは、
“どんな工事が、いつまで、どんな影響があるのか” という点です。

最低限、次の5点を伝えることをおすすめします。

① 工事内容(解体工事であること)

  • 「〇月〇日から〇〇の建物を解体させていただきます。」
     どんな作業なのかを最初に明確に伝えます。

② 工事期間(いつからいつまで)

  • 期間が長いと近隣の不安が大きくなるため、「〇月〇日〜〇月〇日までの予定です」と具体的に説明。
     天候などで延びる可能性がある旨も添えると、より誠実です。

③ 作業時間

  • 「基本的に朝9時〜17時の間で作業します。」
  • 「日曜・祝日はお休みです。」など。
     これだけで、近隣の安心感が大きく変わります。
     但し、記載するということは実際にこの作業時間は厳守する必要があります。

④ 騒音・振動・ホコリが出る工程があること

  • 「重機を使う日には振動や音が出ることがあります。」
  • 「ホコリ対策として散水しながら作業します。」
    事前に「迷惑をかける可能性がある」と伝えておくことで、何かあってもクレームになりにくくなります。

⑤ 緊急連絡先(現場管理者の電話番号)

これは非常に大切です。近隣の方も、「何かあったらすぐ連絡できる」と思えるだけで、心の余裕が生まれます。

■ 2.挨拶時に“何を持っていけば良い”?

施主様がご挨拶される場合、必ずしもご挨拶の品物を持参する必要はありません。
今までのお付き合いの度合いを踏まえて、「あくまでも気持ち」の範囲内でご検討ください。
解体業者が近隣挨拶する場合、一般的には、タオルやスポンジ、洗剤などのちょっとした粗品(数百円程度)が多いとされています。
高価すぎると逆に気を遣わせてしまうためです。

一宮解体センターでは、施主様が近隣へのご挨拶をされるかどうかにかかわらず、当社でも近隣挨拶を実施いたします。

■ 解体工事で多い粗品の例

  • タオル(最も無難で喜ばれやすい)
  • キッチン用ラップ
  • ティッシュや日用品
  • 洗剤(中性洗剤など)

■ こんな粗品は避けたほうがよい

  • 香りが強いもの(柔軟剤など)
  • 賞味期限のある食品
  • かさばるものや重いもの

あくまで「気持ち」ですので、シンプルが一番です。


■ 3. “どこまで挨拶するべきか”の範囲は?

解体工事の場合、影響が周囲に広がりやすいため、
一般的な建設工事よりも広めの範囲での挨拶がおすすめです。

■ 標準的な挨拶範囲

  • 両隣(左右)
  • 向かい3〜4軒
  • 裏側3〜4軒
  • 道路を挟んだ向かい側にも状況に応じて

つまり、建物を中心に“十数軒”ほどが目安となります。

■ 立地に応じてさらに必要な場合

  • 道路が細い場所
  • 車両の通行量が多い地域
  • 住宅密集地

これらの場合は、工事車両の出入りで迷惑がかかる可能性があるため
搬入ルート沿いの住民にも挨拶しておくと安心です。

■ 近隣にマンションやアパートがある場合

  • 管理会社またはオーナー
  • 影響がありそうな住戸(階が違っても騒音が届く場合がある)

現場によって適切な範囲が変わるため、
当社では必ず管理者と相談し、最適な挨拶範囲を設定しています。


■ 4.施主様が行く?それとも業者に任せる?

一宮解体センターでは、
近隣挨拶は基本的にすべて当社で対応しています。

ただし、以下の理由から、
施主様と一緒に挨拶するとより効果的なことも多いです。

  • 地域の方は「どこの誰が解体するのか」を知りたい
  • 施主様が顔を見せると安心感がある
  • 逆に施主様が出てこないと、不安や不満につながることも

もちろん、事情があって同行できない場合は
当社が責任を持って訪問し、後日報告いたします。

■ 5.挨拶は「早すぎても遅すぎてもダメ」

おすすめは、工事開始の1週間〜10日前です。
早すぎると工事自体を忘れられてしまい、遅すぎると準備ができず迷惑になってしまいます。

例:「〇月〇日から工事が始まりますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。」

重機の工事開始前に
「明日から重機を使いますのでよろしくお願いいたします。」
工事の途中に
「ご迷惑をおかけしております。今のところお困りごとはありませんか?」
工事完了時に
「工事完了いたしました。長い間、ご迷惑をおかけいたしました。誠にありがとうございました!」

と再度ご挨拶すると、より丁寧です。一宮解体センターでは、このように施主様だけではなく、地域の皆様へ配慮することでスムーズな解体工事を行うことを心掛けております。解体工事で音や振動がでることを「お互い様ですから大丈夫ですよ」と言って頂けるかどうかは、事前のご挨拶をきっちり行うかどうかで大きくかわってきますので、是非この記事を参考にして下さいね。


最後までご覧頂き有難うございます。