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【解体エピソード】庭木1本がきっかけの解体工事 ~小さなご相談が大きなご縁に~

「すみません、庭の木を切ってもらいたいのですが?」

そんな一本の電話から始まった、ある解体エピソードがあります。
依頼主は稲沢市内に住む70代のご夫婦で、これまで長年住み続けたご自宅の庭に、かなりの樹齢の木があるとのこと。
しかし、枝が大きく張り出してしまい、台風のたびに近隣へ落ち葉や枝が飛んで迷惑をかけてしまうのが気になっていたと言います。

本来、私たちは建物解体が主業務ですが、こういった「付随工事」だけのご相談も実は珍しくありません。
「まずは現地を見せていただければ」とお伝えし、翌日にスタッフの宇野が伺いました。

■思わぬ“発見”から話が展開することに

現場に着いてご夫婦と挨拶を交わし、問題の樹木を見させてもらうと、確かに住宅でいうと3階建の屋根くらいの高さまで伸びており、隣家との境界フェンスにも枝がかぶさっていました。剪定・伐採の作業量としては大きめですが、決して不可能な内容ではありません。

ただ、庭を歩いていると、ふとあることに気づきました。

「このブロック塀、ところどころ亀裂が入っていますね」

ご夫婦にお伝えすると、驚いた表情で「やっぱりそうですか……」と一言。実は数年前からヒビが少しずつ大きくなっており、手で強く押してみると“パキパキ”と音がすることがあったそうです。

ブロック塀の安全性は、実は自治体からも注意喚起が出されるほど重要な問題です。倒壊の危険がある場合、通行人に怪我をさせてしまう恐れもあり、放置はできません。

すると奥様が、急に小さくため息をつかれました。

「実はね、この家ももう古くて……いずれは建て替えるか息子に譲ろうかって話が出ていて。でも、どこから手をつけたらいいのかわからなくて」

ここから、一本の木の伐採相談が、家全体の“将来設計”に関わるご相談へとつながっていきました。

■“小さな工事”のつもりが“解体計画”へ

私たち一宮解体センターは、決して無理に解体工事を勧めるようなことはしません。
現場を見たうえで、必要があれば選択肢を提示する、というスタンスです。

今回もご夫婦に対して、

  • 庭木伐採のみ
  • 危険なブロック塀の部分撤去、必要に応じて塀の新設工事
  • 将来的な建て替えを見据えた解体計画、必要に応じて息子様などご家族への説明
  • 家を残したまま部分解体という選択肢

など、複数の案をお伝えしました。

すると奥様が静かに言いました。

「家の中も雨漏りしててね……息子夫婦に迷惑をかける前に、思い切って片付けようかと」

最初は一本の木の伐採だった相談が、数週間後には正式な建物解体工事のご依頼へと進むことになりました。

「気になっていたけれど誰に相談すればいいかわからなかった。木のことを親身に聞いてくれたから、家のことも頼んでみようと思えたんです」

そう言っていただけた時は、私たちスタッフも心から嬉しく感じました。

■家がなくなった敷地で、ご夫婦が話した言葉

無事に解体工事が終わり、更地となった土地を前に、ご夫婦が並んで立っていました。

「広かったんだね、この土地って」

「木だけの相談だったのに、全部手伝ってもらえて本当に助かりました」

ご主人がそう言って頭を下げられた時、最初の電話の光景が頭の中に蘇りました。

“庭の木を切ってほしい”

たったそれだけの相談が、ご夫婦の今後の暮らしを整える大きな決断へつながったのです。
参考までに…この解体をきっかけに、ご夫婦は市内中心部の便利な立地のマンションにお引越しされて、今でもお元気に暮らしていらっしゃいます。いずれ、更地になった敷地には息子様ご家族の家が新築される予定とのことです。

■小さな困りごとでも、まず相談してほしい

解体工事は、お客様の人生の節目に寄り添う仕事です。
今回のように、「庭木1本」から、
・ブロック塀
・空き家の老朽化
・相続問題
・建て替えの相談
へと話が広がることは珍しくありません。

大切なのは、“困っている小さなことを遠慮せず言える存在であること”

一宮解体センターでは、
「解体をするかどうか迷っている段階」
「家の一部分だけ気になる」
「誰に聞いていいかわからない」
というご相談も喜んで受け付けています。

今回のご夫婦のように、相談をきっかけに人生の整理が進むこともあるからです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました!

【お問い合わせをお待ちしております】
一宮解体センター 電話 0586-82-1383(水曜定休、営業時間:午前9時~午後6時)