――一宮解体センターが考える“建物を残すか?壊すか?”の判断とは
相続した実家や、長年住み続けた家を前にして、
「壊すのはもったいないけれど、直すにも費用がかかる…」
そんな悩みを抱える方からのご相談も多く、年々増えてきている印象です。
今では「解体」だけでなく、「リノベーション(再生)」という選択肢も一般的になりました。
では、実際にどのような場合に“壊すべき”で、どのような場合に“残せる”のか?
ここでは、現場目線からその判断ポイントをご紹介します。

北斗では、各分野の専門家が多角的な観点から「解体前後」に至るまでトータルサポートいたします。
■ 「壊す」か「直す」か――迷う理由は“中間ゾーン”にある
築30年以上の家は、構造体や基礎の老朽化が進んでいる可能性があります。
ただし、すべての古家が「すぐに壊すべき」とは限りません。
現場でよく出会うケースは、次のような「中間ゾーン」にある建物です。
- 屋根や外壁の劣化はあるが、構造体はしっかりしている
- 一部の部屋だけが若干傾いている
- 白アリ被害や雨漏りがあるが、補修すれば使える
こうした家は、見た目は古くても中身はまだ生きていることも多く、
「リノベーションで再生できるか」「解体した方が早いか」を慎重に見極める必要があります。
■ 「残す」選択が有効なケースも
一方で、建物の骨組みがしっかりしている場合や、思い入れのある家で壊したくないという思いが強い場合は、リノベーションという選択肢も有効です。
- 築20~30年程度で、主要構造が健全な状態
- 屋根・外壁は老朽化しているが内部状況は良好
- 思い出の梁や古材を生かしたい
- 賃貸や店舗として再利用したい
このような場合、部分解体(スケルトン解体)+リノベーションという形も可能です。
建物の一部を残しながら再利用することで、
“壊す”と“直す”の中間にある「更生(再生)」が実現します。
■解体とリノベーションの「費用比較」の目安
| 工事内容 | 主な内容 | 費用の目安(延床30坪の場合) |
| 解体工事 | 建物全撤去・更地化 | 約120〜180万円前後 |
| フルリノベーション | 構造補強・設備更新・内外装一新 | 約1,000万円~ |
| 新築 | 更地に新築住宅を建設 | 約2,000万円~ |
数字だけを見ると、リノベーションの方が安く見えます。
しかし、築年数や構造によっては補強や配管交換などで費用が膨らむこともあり、
「結果的に新築より高くついた」という例もあります。
一宮解体センターでは、工事費だけでなく、将来の維持費・安全性まで含めた総合判断をおすすめしています。
解体とリノベーションの分岐点は、数字や見た目だけでは決まりません。
その家をどんな形で未来に残したいか――
その想いが、最も大切な判断基準になります。
一宮解体センターでは、現地調査と無料見積りの際に、建物の状態・構造・再利用の可能性を含めて丁寧にご説明いたします。
「壊すか直すか迷っている」という段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ】一宮解体センター 株式会社北斗 電話0586-82-1383(水曜定休)

