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【境界トラブルを防ぎましょう!】解体前に「測量」と「立会い」を忘れずに

愛知県にお住いの皆様こんにちは!一宮解体センターです。


建物の解体工事を行う前に、意外と見落とされがちなのが「境界の確認」です。
「もうブロック塀があるから大丈夫」「昔からの境目だから問題ない」
と思っていても、実際には境界があいまいなまま解体してしまい、後からトラブルになるケースが少なくありません。

この記事では、一宮解体センターの現場で実際に起こった事例を交えながら、解体前に行うべき測量と立会いの重要性についてお話しします。


なぜ、境界の確認が必要になるのか?

解体工事では、重機を使って建物やブロック塀を撤去し、土地を更地へと整えます。
このとき問題になるのが、「どこまでが自分の土地か?」ということ。

もし、誤ってお隣の敷地にある塀やフェンスを壊してしまった場合、損害賠償や再施工の費用負担が発生する可能性があります。
また、解体後に「うちの土地を削られた」「境界ブロックを越えて整地された」といった指摘を受ける可能性もあります。

自分だけの考えで「ここまでが私の土地」と思っていても、必ずしも隣接地所有者の方が同じように考えているとは限りません。

こうしたトラブルを未然に防ぐために、工事前の測量と立会い確認が欠かせないのです。

測量には「2つの種類」がある

境界を確認する方法には、目的に応じて主に2種類あります。

  1. 現況測量(げんきょうそくりょう)
     現在設置されている境界標(コンクリートなどの杭、金属などのプレートや鋲など)や、ブロック塀やフェンスなどの現状、境界と思われる位置位置を測るもの。登記簿面積と現況面積にどれくらいの差が発生しているかや、地形の確認など、簡易的な調査に使われます。但し、隣接地所有者の立会いは行いませんので、あくまでも参考図とします。
  2. 確定測量(かくていそくりょう)
     法務局の公図や登記情報をもとに、土地の所有者同士(道路所有者や隣接地所有者)が立会い、境界点を正式に確認・合意するもの。確定測量を行えば、隣接地との間に境界標が無い場合でも、新たに境界標を設置することができます。また、登記簿面積と現況面積に大きな差が発生している場合には、登記簿面積の書き換え(地積更正登記)を行うことができます。将来的に売却や建て替えを考えている場合は、こちらを行うのがおすすめです。

特に古い住宅では、境界杭がずれていたり、そもそも存在しないこともあります。
その場合、解体前に土地家屋調査士に依頼して「確定測量」を行うことで、安心して工事を進められます。


■ 立会いは「お隣との信頼づくり」の第一歩

測量を行う際には、隣地の所有者にも立ち会ってもらうのが原則です。
立会いでは、お互いに「この杭の位置で問題ありませんね」と確認し合い、合意の上で署名・押印を行います。

この立会いの場は、単に境界を決めるだけでなく、工事前のコミュニケーションの場にもなります。
「この木はこちらの敷地に生えているようです」「木の枝がこちらに出ていますので、解体の際に少し剪定させて頂きますね」「工事中はこの通路を使わせていただきます」といった細かい説明を行うことで、後々の誤解を防げます。

一宮解体センターでも、工事前には必ず近隣挨拶を行い、必要に応じて立会い測量をサポートしています。
解体業者だけで判断するのではなく、お客様とお隣の方の双方が安心できる状態をつくることが何より大切です。


■ 解体後の境界標は必ず「残す」

もう一つ大事なのが、解体後の境界標の保全です。境界標の見本として、本ブログの最初に写真を貼っていますのでご確認下さい。
工事中に重機で地面を均す際、うっかり境界杭を壊してしまうと、また位置が分からなくなってしまいます。
そのため、境界杭の位置を事前に写真で記録したり、カラーコーンなどで保護することが大切です。

場合によっては、土間やブロック、側溝などの構造物上に境界標が設置されている場合もございます。

「構造物を解体すると境界標が取れてしまう。境界標を保存しようとすると構造物が残ってしまう。」

このような場合の取扱いについては事前に当事者間で取決めのうえ、工事を行う必要があります。

一宮解体センターでは、工事前に境界位置を確認・記録し、施工後も杭が残っているかをチェックしています。
「境界杭がどこにあるかわからない」というご相談も多いため、現地調査の段階で一緒に確認しています。


■ まとめ:境界の確認は“解体前の保険”

チェックポイント内容
境界標が無い場合は測量を行う現況測量 or 確定測量で境界を明確にしておく
隣接地所有者と立会いを行う隣地所有者と合意形成をしておく
境界標を保護する解体中・後に境界標を壊さないよう注意
記録に残す写真・図面で位置を残すと安心

確定測量は、時間も手間も費用もかかる作業です。
しかし、これを怠ると後から大きなトラブルや追加費用が発生するリスクがあります。
特に古い住宅や狭小地、相続した土地などでは、境界が曖昧なことも珍しくありません。


■ 一宮解体センターからのご提案

当センターでは、解体工事の前に必ず敷地境界と近隣状況を確認しています。
必要に応じて測量士・土地家屋調査士と連携し、安心して工事を進められる体制を整えています。

「境界がはっきりしない」「古い塀を撤去したいけど隣との話し合いが心配」といったご相談もお気軽にどうぞ。
私たちは、“壊す”だけでなく“信頼を残す”解体工事を大切にしていますので、解体工事をご検討中のお客様は一宮解体センターにご相談下さい!

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