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【親の介護と実家の片付け】どこから始めればいい?

高齢の親が介護を必要とするようになると、子ども世代にはさまざまな課題がのしかかってきます。介護そのものに加え、実家の片付けや管理、相続を見据えた準備など、「どこから手をつければいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。

特に「実家の片付け」は、思い出が詰まっているだけに感情的にも大きな負担になります。さらに、介護と同時進行で取り組まなければならない場合、体力的にも精神的にも大きなストレスとなりがちです。

今回は、親の介護と実家の片付けに直面したとき、どのような手順で考え、行動すれば良いのかを整理してご紹介します。

「介護」と「実家の片付け」でお悩みの方、計画的に進めていくことで少しでもご負担を減らせるよう記事にまとめました。是非ご覧下さい。

1. まずは「優先順位」を決める

介護と片付けは、どちらも重要ですが、状況によって優先すべきことは変わります。

  • 親が在宅介護を受ける場合
     安全に暮らせる住環境を整えることが最優先です。段差の解消や手すりの設置、不要な家具や荷物を減らして動線を確保するなど、介護に直結する片付けや介護リフォームから着手します。
  • 施設に入所する場合
     必要な持ち物の整理や、空き家になる実家の管理方法を早めに検討することが重要です。長期間空けると劣化やトラブルが増えるため、最低限の維持管理、将来的な売却・解体まで見据えて動きます。お世話できる方が複数名いらっしゃるときは、誰が・いつ(どのくらいの間隔で)・何をするか、まで決めておけば各自の負担を減らすことができます。

2. 実家の片付けを進める基本ステップ

① 小さな範囲から始める

一気に全てを片付けようとすると心が折れてしまいます。まずは 玄関・廊下・居間など生活動線上の安全確保 を優先。その後、使用頻度の低い部屋や押し入れに進むと効率的です。

② 「残す」「処分」「売る」「迷う」に分ける

片付けの基本は3つに仕分けることです。

  • 残すもの:介護や生活に必要な物、親や家族にとって大切な思い出品
  • 処分するもの:壊れた家具、使わない食器や衣類、古い家電
  • 売却するもの:ブランド品でなくても以外に買取金額がつくものもあります
  • 迷うもの:すぐに判断できない物は「一時保留箱」にまとめておく

感情が絡む場合、「今は決められない」と割り切ることも大切です。

③ 親と一緒に確認する

親御様がまだ判断できる状態であれば、必ず一緒に仕分けしましょう。勝手に捨ててしまうと後でトラブルになったり、親の心に傷を残すこともあります。昔の思い出を話しながら一緒に仕分け作業をおこなったことも、後々良い思い出になります。

④ 思い出の品は写真に残す

アルバムや手紙、記念品などは、物として残さずとも写真に撮ることで記憶を残す方法もあります。また、アナログ媒体で保管してきたものでも、専門業者に依頼してデジタル化してコンパクトに保管できるものもあります。

特に兄弟姉妹がいる場合は、データで共有できるため平等感も保ちやすいです。

3. 介護と片付けを同時に進めるコツ

① 外部サービスを活用する

  • 不用品回収業者:大量の家具や家電を一度に処分可能
  • 遺品整理士・片付けサービス:思い出の品を丁寧に扱ってくれる
  • 解体業者:老朽化した空き家を将来的に処分する際に相談できる

すべて自分たちでやろうとせず、専門業者に任せることで心身の負担を減らすことができます。

② 兄弟姉妹と役割分担する

一人で背負うと必ず疲弊します。介護・片付け・費用負担・役所手続きなど、具体的に分担を決めましょう。特に「誰が何を担当するか」を文書にしておくと後々の争いを防げます。

③ 書類整理を同時に行う

実家の片付けで意外に大切なのが、重要書類の確保 です。

  • 不動産の権利証
  • 預金通帳、印鑑
  • 保険証券、年金関係の書類

これらは後々、相続や手続きに必ず必要になります。片付けの途中で出てきたら必ずまとめて保管しておきましょう。


4. 実家を空き家にしないために

親が施設に入ったり亡くなった場合、実家は空き家となります。空き家を放置すると、以下のリスクが生じます。

  • 建物の劣化・倒壊の危険
  • 雨漏りや害虫被害
  • 放火や不法侵入のリスク
  • 固定資産税の負担増加(特定空き家指定)

早めに「売却」「賃貸」「解体」などの方針を決めておくことが重要です。


5. まとめ

親の介護と実家の片付けは、多くの人が直面する現実的な課題です。

  • まずは「親の生活の安全」を最優先に考える
  • 片付けは小さな範囲から少しずつ進める
  • 兄弟姉妹や専門業者に協力を求める
  • 将来的な空き家対策も早めに検討する

一歩ずつ取り組むことで、負担を減らしながら前に進むことができます。

「どこから始めればいいのか分からない」というときは、玄関の片付け から始めるのがおすすめです。毎日目にする場所が整うと気持ちも前向きになり、次のステップに進む力になりますよ。


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